「子どもに英検を受けさせたい」「オンライン英会話で英検対策はできるのか」と気になっている保護者は少なくありません。周囲で英検を受けている子がいると、焦りを感じることもあるかもしれません。
この記事では、子どもの英検対策にオンライン英会話をどう活用できるか、逆にオンライン英会話だけでは難しい部分はどこか、を公平に説明します。何級から考えるかという目安も含め、情報収集の参考にしてください。
子どもオンライン英会話で英検対策はできる?
結論から言うと、オンライン英会話は英検対策に活用できます。特にリスニングやスピーキング、二次試験の面接形式への慣れという点では、有効な手段のひとつです。
ただし、オンライン英会話だけですべての対策が完結するわけではありません。英検は単語・文法・読解・リスニング・スピーキングと幅広い力を問う試験です。会話練習に特化したオンライン英会話は、スピーキングとリスニングの強化には向いていますが、単語の暗記や文法の習得、過去問演習は別途取り組む必要があります。
「オンライン英会話+自宅学習」の組み合わせで英検対策を進めるイメージが、現実的な使い方です。
子どもの英検対策は何級から考えるべき?
英検を受けさせたいと思っても、「まず何級を目指せばいい?」と迷う保護者も多いです。子どもの英語歴や学習量によって適切な級は異なりますが、目安として知っておきたいポイントを紹介します。
英検5級はどんなレベル?
英検5級は英検の中で最も初歩的な級で、中学初級程度の英語力が基準とされています。アルファベットの読み書き、簡単な単語と基本的な文のやり取りができるレベルです。小学生でも十分チャレンジできる内容で、英語学習の最初のステップとして選ばれることが多い級です。
なお、5級にはスピーキングテスト(録音形式)が任意で設けられており、英検公式サイトで確認できます。
小学生は何級を目標にすることが多い?
小学校低学年で英語を始めた場合、まず5級、慣れてきたら4級という流れで受験する家庭が多いです。英語学習をある程度続けてきた小学校高学年であれば、3級を目指すケースもあります。
ただし、「小学生のうちに何級まで取らなければならない」という決まりはありません。子どもの英語力や学習の進み具合に合わせて、無理のない級から始めることが大切です。
まずは英語を好きになることを優先したいケース
英検を受けることが目標になっても、英語自体を嫌いになってしまっては本末転倒です。英語を始めたばかりの時期や、まだ英語に慣れていない子どもの場合、資格取得を急ぐより「英語を楽しいと感じられる経験を積む」ことを優先したほうが、長い目で見て伸びやすいことがあります。
英検はあくまで通過点のひとつです。焦って上の級を目指すより、今の英語力に合ったレベルから始めるほうが、子どもの英語への意欲を保ちやすくなります。
オンライン英会話だけで英検合格は目指せる?
「オンライン英会話だけで英検に合格できますか」という疑問はよく出てきます。できる部分とできない部分を分けて考えると、判断しやすくなります。
オンライン英会話でできること
オンライン英会話が英検対策として力を発揮しやすいのは、次の3つの分野です。
リスニング
ネイティブや英語を母語とする先生との会話を積み重ねることで、英語の音やリズムに慣れていきます。英検のリスニング問題は日常的な会話表現が多く、実際に英語を聞く経験は対策になります。
スピーキング
英検3級以上では二次試験(面接)があります。試験官と英語でやり取りをする形式で、話す経験が少ない子どもにとってはハードルになりやすい部分です。オンライン英会話で先生と英語で話す習慣をつけておくことは、面接形式への慣れにつながります。
面接対策
サービスによっては英検の二次試験を想定した練習ができるコースや教材を用意しているところもあります。面接の流れに沿った練習を繰り返すことで、本番への緊張感を和らげやすくなります。
別途必要な学習
一方、オンライン英会話だけでは補いにくい部分もあります。
単語・熟語
英検では各級に対応した単語力が求められます。会話の中で単語が出てきても、体系的に覚えるには単語帳や問題集での学習が必要です。
文法
3級以上になると、文法の正確さを問う問題が増えてきます。文法の理解はレッスンの会話だけでは定着しにくく、テキストや問題集での反復が欠かせません。
過去問演習
英検は試験形式が固定されているため、過去問に慣れることが得点に直結します。時間配分の感覚をつかむためにも、本番前に繰り返し取り組む必要があります。
オンライン英会話はスピーキングとリスニングの強化に役立てつつ、読み書きと語彙・文法は別の手段で補う、というのが現実的な組み合わせです。
英検対策でオンライン英会話を活用するメリット
オンライン英会話を英検対策に組み込むことで、特定の分野に対して効果が出やすい場面があります。
面接形式に慣れやすい
英検3級以上の二次試験は、試験官と一対一で英語を話す形式です。話す経験の少ない子どもにとって、初対面の大人と英語でやり取りする緊張感は大きなハードルになりえます。オンライン英会話では毎回先生と英語で話すことが前提になるため、面接に近い状況への慣れが自然と積み上がります。
英語を話す機会を増やせる
学校の英語授業だけでは、実際に声を出して英語を話す時間は限られています。週に数回、マンツーマンで英語を話す環境を持てることは、スピーキング力の底上げに直接つながります。
リスニング対策になる
先生の英語を毎回聞く経験は、リスニングの訓練としても機能します。試験のリスニング音声と完全に同じではありませんが、英語の音に慣れる場として継続的に活用できます。
英検対策を始める前に確認したいこと
英検対策を始めようとする前に、立ち止まって確認しておきたいことがあります。準備よりも先に見ておきたい視点です。
子ども自身が英検を受けたいと思っているか
「保護者が受けさせたい」という気持ちと「子どもが受けたい」という気持ちが一致しているかどうかは、対策を続ける上で重要な点です。子ども自身が「チャレンジしてみたい」と思っているかどうかを、まず確認しておくと無理が生じにくくなります。
英語を嫌いになっていないか
英検対策を始める前に、そもそも英語に対してどんな印象を持っているかを確認してみてください。英語が嫌いな状態で試験対策を始めると、勉強自体がストレスになり、英語への苦手意識がさらに強まることがあります。
級を追いかけることが目的になっていないか
英検の合格は目標のひとつですが、英語を使える力を育てることが本来の目的です。「〇級を取る」ということだけに集中してしまうと、試験が終わったあとに英語から離れてしまうこともあります。資格と英語力を同時に育てるバランスを意識しておくと、長続きしやすくなります。
英検対策が向いている子・まだ早い子
英検対策を始めるかどうかは、「何歳か」「何級を受けるか」よりも、今の子どもの状態に合っているかどうかで考えると判断しやすくなります。
英検対策が向いているケース
英語学習をある程度の期間続けており、アルファベットや簡単な単語に慣れてきた子どもであれば、英検を目標に加えることで学習に方向性が生まれます。英語の音やリズムへの抵抗感が少なく、先生と英語で話すことをある程度楽しめている状態であれば、オンライン英会話を英検対策に活用しやすいです。本人が「やってみたい」「挑戦してみたい」と思っているかどうかも、続けるうえで重要な要素になります。
まだ早いかもしれないケース
英語を始めてまだ日が浅い、あるいは英語そのものを嫌がっている状態であれば、英検対策を急ぐよりも英語への抵抗感を取り除くことを先にしたほうが、長い目で見て効果が出やすいです。資格を取ることだけが目的になっており、子ども自身が乗り気ではないケースも同様です。まずは英語を楽しむ経験を積み重ねる段階にある子どもには、英検対策より英語そのものへの興味を育てる環境を整えることを優先したほうがよいでしょう。
英検対策に向いているオンライン英会話を目的別に紹介
英検対策を意識してオンライン英会話を選ぶ場合、子どもの英語レベルや目的によって向いているサービスが異なります。5社の料金・対象年齢・講師の特徴を一覧で比較したい方は、こちらの比較記事をご覧ください。
英検面接対策を重視するならQQキッズ
フィリピン人講師によるマンツーマンレッスンで、受講頻度を上げやすいプランが用意されています。一対一の形式のため、グループレッスンと比べて子どもの発話量を確保しやすく、英語で質問に答える練習を繰り返しやすい環境があります。先生とのやり取りを積み重ねることで、英検二次試験の面接に近い会話経験を増やすことができ、英検3級以上の二次試験対策にも活用しやすいサービスです。英検対策のためにレッスン頻度を高めたい小学生に向いています。
英語初心者ならワールドアイキッズ
子ども専門に設計されており、英語をまったく初めて学ぶ段階から取り組みやすい教材と仕組みが用意されています。英検対策の前に英語そのものへの土台を作りたい、英語初心者の小学生に向いています。
英語力の土台作りならNovaKid
ゲームや歌を取り入れたレッスンで、英語への興味を持続させながら学べる設計になっています。英検対策を意識しながらも、英語を楽しむことを続けさせたいという家庭にとって、モチベーションを保ちやすい環境があります。
英語に不安のある保護者へのサポートを重視したい場合はGLOBAL CROWN、兄弟で並行して使いたい場合はクラウティも選択肢に入ります。各サービスの詳細は比較記事でまとめて確認できます。
無料体験で確認したいこと
英検対策を目的としてオンライン英会話を始める場合、無料体験の場で確認しておきたいことがあります。体験後に「思っていたのと違う」とならないよう、次の3点を意識してみてください。
英検対策教材が用意されているか
サービスによって、英検に対応した教材やコースを設けているところとそうでないところがあります。英検対策を主な目的として使いたい場合、体験の段階で教材の内容を確認しておくことが重要です。
先生との相性はどうか
英検の面接対策では、先生と英語でやり取りすることが練習の中心になります。先生の話しかけ方や話すペースが子どもに合っているかどうかは、継続のしやすさに直結します。体験レッスン中の子どもの表情や反応を観察してみてください。
継続できそうか
英検対策は一夜漬けではなく、ある程度の期間をかけて積み上げていくものです。レッスンの仕組みや予約のしやすさが家庭のペースに合っているか、無理なく続けられそうかを体験の段階で感じ取っておくと、契約後のミスマッチを防ぎやすくなります。
小1ママ目線で感じること
「英検」という言葉を目にすると、なんとなく焦ってしまうことがあります。周囲の子が受験しているという話を聞くと、「うちはまだ何もしていない」という気持ちになる場面も出てきます。
ただ、英検を取ることと英語を使えるようになることは、必ずしも同じではありません。資格の取得を優先するあまり、英語を勉強として苦しんで覚えさせてしまうと、英語自体を嫌いになってしまう可能性があります。英検は目標のひとつとして活用しながらも、英語を楽しいと感じる経験を積み重ねることが、長い目で見て大切なのではと感じます。
オンライン英会話は、英検対策の一手段として使えますが、それ以上に「英語で話すことへの慣れ」を育てる場として機能します。まずは無料体験で子どもの反応を見てみると、家庭に合ったペースで始めるヒントが見つかるかもしれません。
まとめ
オンライン英会話は、英検対策のうちリスニングやスピーキング、面接練習の部分で活用できます。ただし、単語・文法・過去問演習は別途取り組む必要があり、オンライン英会話だけですべて完結するわけではありません。
英検を受けさせることを考える前に、子ども自身が英語を楽しんでいるか、受けたいと思っているかを確認しておくことも重要です。資格取得を急ぐよりも、英語への興味を持続させながら力をつけていくほうが、結果として長く続きやすくなります。
どのサービスが英検対策に活用しやすいか迷う場合は、まず5社の特徴を比較した記事を参考にしてみてください。
気になるサービスが絞れたら、無料体験でお子さんの反応と教材の内容を確認してみてください。英検対策を始める前に、まずお子さんが英語を楽しめそうかどうかを、体験の場で確かめてみるのが現実的な第一歩です。

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